2022-05-11 「40 代」後半の約半数は、すでにアルツハイマー病の最初期の可能性 アルツハイマー病の進行状況年齢分布発表

MIG 株式会社(代表取締役社⻑:甲斐英隆、本社 東京都渋谷区、以下「MIG」)は、アルツハイマー 病の最初期からの進行状況の年齢分布を発表しました。 アルツハイマー病は発症するまでに「最初期の脳神経破壊」と、「MCI(軽度認知障害)」を経由します。も の忘れなど自覚症状もまだない「最初期の脳神経破壊」は、発生していても生活習慣の改善などでその後の アルツハイマー病の発症を遅らせることが可能です(図 1)。
認知症の原因の 70%程を占めるアルツハイマー病は、発症まで 20〜30 年もの年月をかけて水面下でひっ そりと進行しています。40 代 50 代は「隠れ認知症」世代ともいえます。特に 40 代後半になると約半数の 49%が「嗅内野における脳細胞破壊が始まっている」つまり「アルツハイマー病の最初期に入っている」ことがわ かります。

◆「治療法がないのに検査しても怖いだけ」

「現在の検査方法だけでは手遅れ」のアルツハイマー病 これまでアルツハイマー病は、「治療法がないのに検査しても怖い」と検査そのものを敬遠される病気でした。ア ルツハイマー病は発症してしまうと治療が困難であることに変わりはありませんが、ごく初期に対処をすれば発症 を遅らせることは可能です。現在主流である検査方法でも MCI(軽度認知障害)の段階での発見は可能 ですが、MCI の段階では既に発症を遅らせることは難しいというのが現状です。 そのため検査することを拒否したり、予防タイミングを逃し発症を待つだけという状況になっています。

PDFで読む